日記の匂い

たまに自分のブログを見返すと、最近の投稿でさえ物凄く昔のことのように思える。しかも、何故かそれを書いたときに住んでいた家のことが鮮明に思い出される。そのときの家や部屋の色や明るさなど、クオリアという言葉で説明されることもあるが、その部屋の「感じ」が文章から匂ってくる。おそらく読者には届かない匂いだが、自分には鮮明に感じられる。読者には(たとえ必ずしも同じものでなくても)そういった感覚は届くのだろうか。